仮想通貨をマイニングする その1
やること
仮想通貨をマイニングする
準備
マイニングマシン(マイニングリグ)の構築
色々なサイトを参考に以下のパーツで組んでみました。
ケース(マイニングフレーム)
ProjectM-PM-MINING-F-ver2
自作する人も多いようですが初心者なので購入しました。マザーボード
B250-MINING-EXPERT
十何枚もグラボを載せる予定はないですが複数電源をブリッジする手間がないようなのでこれにしました。CPU
Intel CPU Celeron G3930
CPUはそんなに高スペックいらないのでこのあたりで。メモリ
Crucial [Micron製] DDR4 デスク用メモリー 4GB
メモリもスペックいらないのでこのあたりで。電源
Corsair RM1000x
電源はもう少し高効率のものが良かったのですがほとんど売り切れだったのでこれで、足りなければ追加する予定です。グラフィックボード(GPU)
ASUS エイスース TURBO-GTX1080-8G
AMD系は軒並み売り切れだったので、NVIDIAのGPUにしました。Nicehashと価格コムでコスパ良さそうなのを適当に選びました。 3枚買ってみましたが電源が足りない気もするので、とりあえず2枚スタートにする予定です。ライザーカード
HENGBIRD PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード
初めて購入しましたが、GPUをマザーボードに複数枚接続するときに使う機器です。このカードにも補助電源が必要になるのですが、PCIe8pinでも電源供給ができるのでこれにしました。サーキュレーター アイリスオーヤマ サーキュレーター PCF-HD15N-B
マイニングフレームが剥き出しなのでファン代わりにました。温度が下がらなかったらファン付ける予定です。
組み立て
部品が届きました。
フレームを組み立てて、マザーボード→CPU→メモリ→電源→GPUの順に繋いで完成。
OSはここでダウンロード版を購入したのでUSBメモリを使って起動USBを作成します。 手順は以下を参考にします。
MacでethOSのイメージをUSBメモリに焼く - Qiita
- Webで購入するとメールでダウンロードコードとリンクが送られてくるのでOSをDownloadします。回線が細いのか1時間くらいかかりました。
- ダウンロードしたethos-*.xzファイルを解凍します。
- diskutil でディスクの番号を確認してddコマンドで焼きます、かなり時間かかりました。(1日置いてみてみたら終わってました。)
ethOS起動
- ※モニタはGPUではなくてマザボに挿してください
- USBをマザボに挿して、マウスとキーボードつけて電源を入れます
- 勝手にUSBからのOS起動になりマイニングが始まるはずです ※写真はマイニングアドレス等設定後のものです
GTX1080を1枚の構成で211wくらいのようです。あと2枚追加予定ですがこれなら大丈夫かな・・?
設定ファイルの更新
設定ファイルはホームディレクトリ直下のlocal.confにあるのでこれを編集します。(左下のメニューからedit local.confでもいけます。)
バックアップとって編集します。
$ cp -p local.conf local.conf.bk $ vim local.conf
以下の内容でファイルの先頭にあるデフォルト設定を上書きます。
今回はZcashをマイニングしてみます。ethOSでは Ethereum(ETH)、Monero(XMR)、Zcash(ZEC)がマイニングできるようです。
globalminer ewbf-zcash maxgputemp 85 stratumproxy enabled proxywallet 自分のZcashのアドレス proxypool1 asia1-zcash.flypool.org:3333 proxypool2 cn1-zcash.flypool.org:3333 globalfan 85
globalminer は実際にマイニングを行うソフトでethOSに入っている中から選択します。 以下説明でグラボにGTXシリーズを使う予定なのでewbf-zcashにしてみました。
# globalminer: set global miner (ethminer sgminer-gm claymore claymore-zcash optiminer-zcash sgminer-gm-xmr cgminer-skein ewbf-zcash dstm-zcash ccminer) # NOTE: ewbf-zcash, dstm-zcash and ccminer (xmr, and others) is for nvidia; for ccminer flags, see http://ethosdistro.com/ccminer.txt )
maxgputempはGPUの温度設定でこれを超えるとマイニングが止まるらしいです。デフォルト値にしておきます。
proxywallet に設定するZcashのアドレスは事前に取得しておきます。jaxxというウォレットを使いました。 アドレスをコピペするにはローカルのMacからethOSにSSHでログインすると簡単です。
$ ethos@{画面に表示されるIPアドレス} $ live (デフォルトパスワード)
proxypool1 にはマイニングプールのサーバーを設定します。今回はflypoolというマイニングプールを使うことにしたのでそのアドレスをセットします。
※ethOSではリモートコンフィグというネットワークを通じてlocal.confを同期する機能がデフォルトONになっているのでこれをOFFにします。
$ force-local
再起動します。
$ r
再起動後に設定を確認して元の設定にロールバックしていなければOKです。
マイニング収益の確認
マイニングプールから利益が分配されるのに少し時間がかかるのでマイニングの状況を知りたい場合はマイニングプールのWebサイトで見れます。
左上のアドレスに自分のアドレスを入れるとマイニング状況が見れます。
ethOSのメニューの一番上から見れる ethOS stats panel の結果とあっていればOKです。flypoolだと0.01zecごとに収益が送金されます。
ハッシュレート
GTX1080 1枚だと500H/sくらいのレートが画面には表示されていますが、3日間の平均では480H/sくらいに落ち着いていました。
しばらく稼働させたらマイニング結果を報告します!